◇横浜白楽の一風変わった佇まいのカレー屋さん。

東横線の白楽駅から徒歩8分のところに一風変わった佇まいのカレー屋さんがある。
お店を道を挟んで見ても看板には「一部の人に理解される」「昔人の知恵」「1000年のカレー」等の不思議な標語が書かれていて、とても怪しげだ。
さらに近くで見てみると、謎の言葉が書かれた看板が大量に置いてある。
こちらの看板もまた見てほしいポイントの一つである。

△ベッキーは言った「これ衝撃かも」・・・メチャクチャ美味しいッ ※証拠あり
バラエティーの女王も証拠を出されちゃ手も足も出ない。

△クレージーケンバンドの小野瀬も一押しだ!!lこちらも証拠を押さえている。

△まったく読めない。裸の王様みたいだなぁ、サリサリカレー
◇サリサリカレーのメニューは一つ、サリサリカレーのみだ!!

△店内はとてもきれいでおしゃれめな喫茶店という感じだ。
サリサリカレーのメインメニューはただ一つ、サリサリカレーのコースのみである。
お店に入ると自動的に注文したことになり何の声をかけずともサリサリカレーのコースが運ばれてくるシステムだ。
こちらのお店は私が行ったときはマスターと女性店員の二人でまわしてた。マスターは60歳くらいのかなり元気な方で、女性店員は同い年くらいのハウルの動く城の荒野の魔女に雰囲気がそっくりな方である。
サリサリカレーというものはパキスタンのとある地方で食べられているカレーでマスターが昔パキスタンに行った時に作り方を学んできたそうだ。

私が入店し席に座るとお店のマスターに
「カレーは二つ、マシーンはすでに動き出している」とRPGの序章みたいなことを言われた。
マシーンって何だろうと厨房を覗くと女性店員がせっせと盛り付け作業を行っていた。
まさかこのマスター、店員をマシーンと言っているのではないだろうか・・・
◇マスターのサリサリカレーは日本でここでしか食べることのできない味だ。

席について三分もすると自動的にサラダが運ばれてくる。
これはコース料理の前菜。さっぱりとしていておいしい。

こちらはコップであるがアメリカのマック並のビックサイズだ。

続いて登場したのがメインであるサリサリカレーだ。
見た目はイギリス風カレーともインドカレーとも全く違う。白いご飯に鶏肉がどっさりと乗っている。肉は繊維がほろほろとほぐれており何時間も煮込んでるように感じる。

フォークで撫でただけでこうだ。

一口食べてみると「これはカレーなのか!?」という疑問が浮かんできた。
味としてはスパイスがしっかりと効いていて鶏肉のうま味もしっかりとしている。
しかし、今まで食べたカレーとは味も食感も全く違う。食べれば食べるほどじわじわと辛みが来てカレーの一口目からガツンとくる辛さではない。
かなりおいしいのだが、はじめての味すぎてどうコメントしていいのかわからない。

あまりのおいしさにパクパク食べているとマスターから「水を一切使わず塩だけでこれは作ってるんだよ」と声をかけられた。
そんなこと言われても未知の料理過ぎて作り方がまったく想像できない。
◇デザートのハニートラップはふわふわヨーグルトだ。

サリサリカレーのデザートはただ一つである。それはこちらのハニートラップである。デザートを食べた人同士は必ず目を合わせる。

ヨーグルトにはちみつがかかっただけのシンプルなデザート。

まず驚かされるのはその食感だ。普通のヨーグルトというとしっとりしたものであるが、こちらのヨーグルトはふわふわな舌触りなのである。まるでスフレチーズケーキを食べているような食感だ。
ふんわりとしたヨーグルトの舌触りに柔らかいはちみつの甘味、コンビニスイーツにしたら爆売れしそう。