◇浅草の「鳥のいるカフェ」はS級レベルの鳥好き向けのとりカフェだった。

浅草の「鳥のいるカフェ」という『S級レベルの鳥カフェ』があると聞いたので行ってきた。
噂では「すごい!すごい!」と聞いていたものの、行ってみたら想像を上回るすごさ。
「鳥のいる」という感じではなくて「鳥しかいない」という感じだった。
◇鳥のいるカフェ浅草店は絶対行くべき鳥カフェだ!

「鳥のいるカフェ」に行くにあたって、事前にいただいたパンフレットにはこう書いてあった。
「鳥のいるカフェと言う名前ですが、全くカフェではありません!」
カフェなのにカフェじゃないだと!?
なんかトンチみたいだな、鳥のいるカフェ。

鳥のいるカフェは浅草駅から徒歩10分。
浅草駅からみて雷門を過ぎたあたりの比較的落ち着いた通りのビルの地下にある。

△入口に置かれた止り木にフクロウがいて、ジーっとこちらを見ていた。
お店に入ると店員さんがお店のルールを説明してくれる。
要約するとこうだ…
・足元をうろうろしているインコを踏まないように
・鳥を撫でる時は頭から尻尾にかけて撫でましょう
・キラキラしてるものを身につけないでください。
・鳥の甘噛みが強くなることがあるので気を付けてください。
…とのこと。
また、店内はフクロウゾーンと小鳥ゾーンの2つに分かれていて、
フクロウゾーンを回った後に小鳥ゾーンに行けるような作りになっているようだ。

△鳥のフン対策のためにカッパを無料て貸し出ししているので絶対に着ることをお勧めする。
◇フクロウゾーンでフクロウと触れ合おう!!

お店に入って最初に案内されるのはこちらのフクロウゾーン。
壁沿いに止まり木がずらりと並び、フクロウがぎょろりとした目でこっちを見ている。
お客さんはこれらのフクロウたちを見るだけではなく、
…なんと直接、触ることができるのだ。

△毛並みに逆らわないように頭から尻尾の方へ手を滑らせる。
こっちのフクロウも・・・

…撫でられる。
綿あめを触っているようにふわっふわだ!

フクロウを撫でてニヤニヤするだけでも充分なのだが、種類によっては肩に乗せることもできるぞ!

△僕の肩が気に食わなかったのか羽でビンタされた

△メンフクロウなどの大型のフクロウは手袋をはめて手に乗せよう
◇フクロウだけじゃない!小鳥たちともふれ合おう!

一通りフクロウとの触れ合いを楽しんだ後には、小鳥ゾーンで可愛い小鳥たちとふれ合おう。
フクロウ達が並んでいる隣の扉から小鳥たちとの触れ合いルームに入ると…


10畳くらいの空間に15種類50羽の鳥たちがひしめいている。
お客さんはキャピキャピと黄色い悲鳴をあげている人から、
精神統一の修行のように微動だにせず鳥を見つめ続けるプロ級の常連さんまでさまざまだ。
どのような小鳥がいるのか、小鳥ゾーンにいる鳥たちの一部を紹介しようと思う。

△アヒル、とことこと歩いていてとてもかわいい。

△ アカハシコサイチョウ

△こちらはオウム、僕がお店にいる間ずっとこの取っ手をかじっていた。

△目が、ギンギンだ。 完璧にやべぇやつの目をしてた。
ここにいる鳥たちは非常に人間に慣れてる。
いや、あまりにも慣れ過ぎていて、むしろなめてるのかもしれない
なにもしなくても……

ほら! 頭の上にちょこんとインコが乗ってきた。
人間を止まり木とでも思っているのか、何もしなくても鳥の方から寄ってきてくれるのだ。

カラフルな羽毛とクリクリの目がかわいい。
◇100円のおやつを買うと可愛かった鳥たちが豹変するぞ!
鳥とのふれあいゾーンでは100円でおやつを買うことができる。
おやつというのはひまわりの種のことなのだが、ここの鳥たちはそれが大好物。
大好物すぎて誰かがひまわりの種を出した瞬間、可愛かった小鳥たちが凶暴化するのだ!
実際に私が買った時の顛末はこうだ。
おやつを買うやいなや……

えっ!?

え!?えええっ!?!

なに!?なに!?なに!?

食い殺されるー!!
入店時に「甘噛みをされるので気をつけてください』等の説明をされるが、
おやつを買った瞬間甘噛みなんてレベルじゃなく本気で嚙み殺す気で食い付いてくる!
あまりの勢いに生きながらなに鳥葬されてる気持ちになった。
◇まとめ
動物カフェ巡りをしていると「お金払って入ったのに動物たちが全然かまってくれない!」ということがよくある。
しかし、「鳥のいるカフェ」に関してはそんなことは全くない。むしろ、鳥についばまれる昆虫の気持ちがわかるくらいに絡んでくる。
好きな人にはたまらないカフェだった。