

ここまで見てもらったらわかると思うんですけど…
むちゃくちゃお洒落なんですよ!
音楽も映画に使われていた曲が流れていて薄暗い店内に柔らかい色の照明が灯っている。
まるで西洋の映画のワンシーンに出てきそうだ。

このバーカウンターなんてほんとにマフィアものの映画に出てきそう。
主人公がBARの下に隠れ敵の機関銃で上の瓶が割られていくシーンを想像できた。
◇メニューに書かれているものは映画のタイトル!?

こちらがメニュー。
岩井俊二監督の名作「打ち上げ花火、横から見るか、下から見るか」などの1990年代の邦画やら「ラストサムライ」、「パイレーツオブカリビアン」などの2000年代の洋画まで幅広くなんでもある。
周りのお客さんも「君の名は。」「スターウォーズ」「トトロ」「ET」などを次々と注文しており古今東西の映画好きが集まっているようだ。
○風の谷のナウシカ

-あらすじ-
文明を崩壊させた「火の7日間」という最終戦争から1000年、激しく汚染された大地に腐海や虫が出現し、日々範囲拡大する腐海の放つ瘴気毒に人々が怯える荒廃した世界が描かれている。
この世界に存在する、トルメキアとドルという敵対する二大列強国と、その辺境地にあるトルメキアの同盟国「風の谷」が主な舞台となっている。
風の谷の族長の代理であるナウシカが主人公。ナウシカを中心に世界の核心へと物語が進んでいく。

「風の谷のナウシカ」
綺麗な黄色と青のコントラスト。
ラストシーンの金色の野をナウシカが歩いてるシーンを表現しているのか、はたまた乗っているシャーベットが溶けていく様子から巨神兵を表現しているのか、どっちだろう。
入っているシャーベットは柑橘系で結構酸っぱい。縁の青色の液体はかなり甘く混ぜるとちょうどいい甘酸っぱさになる。
この味は腐海を表しているのかな?
○ブレードランナー


-あらすじ-
ブレードランナーは、1982年公開のアメリカ映画。フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作としている名作のSF。
内容としては人間と機械の境界線はどこにあるのか?というところに視点を当てている。
舞台は2019年、地球環境の悪化により人類の大半は宇宙に移住した世界。そんな中、遺伝子工学により開発された「レプリカント」と呼ばれる人造人間が、奴隷として過酷な作業に従事していた。時が経つにつれ彼らに感情が芽生え翻す事態が起き「処刑」する役割としてブレードランナーが誕生する。

「ブレードランランナー」
色的にはブレードランナーのぐいぐいと引き込まれる闇の部分を青色のリキュールで表している。
味らブルーハワイみたいな甘さとモヒートみたいな爽快感がある。
いや、それモヒートじゃんと思う方もいると思うが少し違う。
複雑な大人の味。
◇メニューに書かれていなくても映画のタイトルを言えばだいたいカクテルは作れる。マッドマックスだって特攻野郎Aチームだって作れる。

八月の鯨のメニューには「メニューにない映画のカクテルもお作りします」とあり、自分の好きな映画を店員さんに言えば作ってもらえる。
有名な映画からマニアックな映画まで幅広くカバーしていて、たいていの映画のカクテルは作ってもらえるぞ!
そう考えると、千駄木の「激辛カレーサワー」「マツコサワー」など140種類以上のサワーが飲める
「居酒屋 兆治」よりもドリンクの種類が多いかもしれない。
○特攻野郎Aチーム


-あらすじ-
アメリカ陸軍コマンド部隊出身の腕利き四人組「Aチーム」がその技術を生かして、無法者に脅かされている人々の依頼で悪と戦うアクションドラマ。悪者・Aチーム・MP三者の視点からなるストーリー展開、それぞれ個性的で愉快なAチームと、痛快なアクション、日用品を利用したDIY精神溢れる作戦が本作品最大の特徴。

「特攻野郎Aチーム」

どこがAチームかと思ってグラスを動かしてみたらなんとレモンの皮をAの形に切り抜いていた。
一口飲んでみるとコークハイのコークの中のレモンのフレーバーをかなり強くしている。
○マッドマックス 怒りのデス・ロード


-あらすじ-
砂漠化し荒廃したウェイストランドで、元警官マックスが繰り広げる爆走劇。ハイスピードで乗り物が走りまくり爆発シーンや車が大破するシーンばかりだった。

マッドマックス怒りのデスロードなんて飲み物につける名前じゃねぇと思いながらも注文してみると…
浅草のキリンビール本社のアレのようにドリンクの上にパイナップルが鎮座しているものが出てきた。

△パイナップルは普通のゴールデンパイナップルだった。

荒野の中を大激走するマッドマックスを表すためかドリンクの色は焦げ茶色。
「マッドマックスを観るとワイルドスピードが交通安全の映画に見える」と言われているがそのワイルドさはアルコール度数で表しているようだ。
少しでも舌がしびれるくらいにアルコール度が強い。
○お店の情報
店名:「八月の鯨」
住所:東京都渋谷区宇田川町28-13 渋谷門ビル
座席:50席
電話: 03-3476-7238
営業時間:18:00~6:00
▽この記事を書いた人

「八坂 カズトシ」
へんてこグルメガイドの管理人。ジャイアントカプリコが好きすぎるので死後はあのチョコの部分に練りこんでいただけるとありがたいです。
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