◇心斎橋のはずれにある「ニューライト」は昭和の雰囲気が残る定食屋さんだった
大阪の若者が集うお洒落スポット心斎橋に向かう途中、
幾度となく通ってきたこの店が飲食店だと知り、
今もなお営業していると知ったのはつい先日のことであった。
とにかく怪しい雰囲気だが、ほのかに香るカレーの匂いが唯一の飲食店らしさである。
△最近看板が変わって、こっちの札がでていることも。
正式名称は「グリル ニューライト」で昭和34年創業の老舗である。

営業中の看板が出ていても、お店の外観はこのとおり魔除けのごとくポスターやシールが隙間なく貼られており、中の様子をうかがい知ることは一切不可能!!
△店先に出ている看板には「大阪浪速裏庭 アメリカ村名店」と書かれている。
かなりの年月、雨風にさらされた様子なのだが「ニューライト様」の文字が見えるので
誰か有名人が書いたものなのだろうか?サインらしきものが見える気もする…
◇店内は予想以上のレトロ感だ!まるでタイムスリップしたかのよう!
店内はカウンター席とテーブル席がある。お洒落な街に残る昔ながらのお店に思わず圧倒!!
△そして店内には大量のサイン色紙が!
これまた天井にまで隙間なく貼られているので、長く愛されている老舗であることを感じる。
この店の名物は「セイロンライス」というカレーらしいので、セイロンライスとAセットを注文してみた。
Aセットの内容はトンカツとライスとラーメンである
△個人的にはメニュー最高値のビフテキも気になったが、これを注文する勇気はなかった。
店内のサインやポスターを眺めているとすぐにセイロンライスが出てきた!
何ともレトロなお皿に卵がのったカレーである!!
予想以上にシャバシャバなルウはまるで懐かしの学校給食!
カレーの具はお肉と玉ねぎだろうか?ニンジンやジャガイモの存在は確認できない。
テーブルの上にはコショウやソース・福神漬けが置いてあるのでお好みでトッピングもできるぞ。
△雑誌はメンズ向けが多い。ちなみにこの雑誌は最先端のファッション小物を紹介するというもの…
△年代を確認すると、かなり古い雑誌ではあるが昭和の雑誌ではなかったしかし
古い雑誌で埃がかぶっていたりするので恐る恐るページをめくりAセットの到着を待つ。
店内は外国人観光客やサラリーマンのおじさん、ギャルソンの服を着た若者など
幅広い客層でにぎわっている。
ニューライトに対して「汚い」という言葉を使うのは禁句なのかと思いきや
きたなシュランでなんと3つ星を獲得したお店らしい!すごい!!
心なしか触るもの全てがベタベタしているのだが、おしぼりは出てこないので触り過ぎには要注意だ!!
興味津々でいろんな物に触っていると、Aセットがでてきた。
カツは少し辛めのソースがかかっていてライスと一緒に食べるとちょうどいい。
添えてあるパスタはふにゃふにゃで、これもまた懐かしい味がする。
麺の延びに気をつかって最後にラーメンを出してくれた。
今までに食べたことのないあっさりとしたラーメンでセイロンライスとカツを
食べた後でもすんなりと完食できる美味しさだ。
とても入りずらい外観だけど、中は昭和の定食屋という感じで
平成生まれの人でも懐かしさを感じるお店だった!
△営業時間を終えるとショーウィンドウに緑色のモンスターの板が掲げられるので
こいつがいたら今日の営業はおしまいである。

大阪を中心に活動。ふつうの大学生やまざき。ナンのおかわりは3枚いける。とにかく食 べるのが好きだし、かなり食い意地張ってる。
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