◇喜代屋のご飯にかけるチョコレートがとんでもなかった

創業98年の老舗味噌屋「喜代屋」が恐ろしい商品を発売した。
その名もなんと「ご飯にかけるチョコレート」だ。「喜代屋」は長崎の味噌蔵だが、全国どこからでも注文してお取り寄せできる。
家まで届けてもらったんだけど、食べてみると「人類には早ずぎる」としか言えない味だった。
◇喜代屋のご飯にかけるチョコを食べるにあたって

どうも、へんてこグルメガイドの矢崎です。
机に肘をついた碇ゲンドウのスタイルで失礼します。僕がなぜこのようなスタイルなのかと言いますと、僕自身も食べようか食べまいか考えてしまうような食べ物のレポだからです。
そう今回はこれ!

喜代屋が発売した「ご飯にかけるチョコレート」という商品だ。
喜代屋は大正七年から続いている味噌蔵。そんな超老舗が万全を期して発売した一品である。
しかし、まあ「ご飯にかけるラー油」とか「ご飯にかける焼肉のタレ」ならわかる。
だけど、ご飯にかけるチョコレートに関してはまったくわからない。味が未知数すぎる。

△フタにはチョコ味噌の文字
いや、チョコ味噌ってなんだ??
「ご飯にかけるチョコ」ってだけでわからないのに『チョコ×味噌』もまったくわからない。謎は深まるばかり……

フタを開けると、見た目は確かにチョコっぽい。
嗅いでみるとほんのりとチョコの香りがするが、その100倍の強い味噌の匂いが鼻を通過していく。ただ、嫌な匂いではない。

箸を入れるとそこそこ粘り気が強い。餡子みたいなかんじ。
もしかしたら、ご飯にかけるとおはぎのような味になるのかもしれないな。
◇ご飯にかけるチョコを早速ご飯にかけみた!

早速、「ご飯にかけるチョコレート」を、熱々のご飯にのせてみた。
見た目は、なんというか。アレに見える。食事中に名前を言ってはいけないアレに…

よーく見てみると…
ご飯の熱でチョコが溶け始めていた。

それではいただきます。
あれ?味噌の味しかしない。
チョコレートは、軽い匂いだけ。存在感の順位はかなり後ろの方かもしれない。

あっきた。きた。後からチョコがきた!
レース後半でチョコレートが、4馬身後ろからものすごい勢いで追い抜いてきた。

くぅ〜〜。チョコの甘みと味噌のしょっぱさ、ご飯の食感と熱が口の中で殺しあってる。言葉では決してうまく表現できないけど、人類には早すぎたのかもしれない。