◇「つりぼりカフェ Catch and Eat」 は釣った魚をその場で食べられるおしゃれカフェだった。

どうも、へんてこグルメガイドの矢崎です。
今回は吉祥寺の「つりぼりカフェCatch and Eat」という、名前の通り釣った魚をその場で食べられるカフェにいってきました。
釣れる魚はニジマスで5匹までなら揚げ物にしてくれる。釣り堀っていうとおっさん達の憩いの場というイメージがあるけど、このお店はめっちゃおしゃれで驚いた!
◇「つりぼりカフェ Catch and Eat」が想像よりもおしゃれだったよ!

「つりぼりカフェ Catch and Eat」は吉祥寺の北口を出て5分ほど歩くと見えてくる。
こちらのカフェは2017年の 7月に出来たばかりで吉祥寺ユーザーでも知らない人が多く、ネットにも情報が少ないので来るときには迷わないように気をつけてください。

店内にはエビ用の掘りが1つと魚用の掘りが2つ。それぞれにグルっとテーブルと椅子がついている。

魚たちは全員そろって右回りに泳ぎ、何かあるたびに、わちゃわちゃとごった返していた。
全員が隊列を組みビクビクしながら同じ動きをしている様は新入社員を見ているみたいだ。

打って変わってエビはどっしりと構え、ちっとやそっとじゃ動きません。
その風貌は窓際の熟年社員のようだ。

i釣り堀というとおっさんの溜まり場のイメージがあるけれど、店内はおしゃれな作りになっている。
そのおしゃれさは、おしゃれカフェ激戦区の吉祥寺の中でも他のカフェに見劣りしないレベルだ。

女の子も三人に一人の割合でいた。

竿や餌など、もろもろの用具は無料でレンタルできるので、手ぶらでいって手ぶらで帰れる。
釣り料金は1時間で1500円、釣れる魚はブラウントラウトとニジマス、その他にテナガエビが釣れる。
時期によっては他の魚を入れる時もあるんだそうだ。

エサは生餌ではなく練り餌。虫を触れない人で気楽に扱える。

あとは餌をつけて…

生け簀に放り込んで待つだけ。

糸を垂らすと、芥川龍之介の蜘蛛の糸の如く我先にと魚たちが群がってくる。
そのため初心者でも、ぽんぽんと食いついてはくれる。
しかし、食いついてからが腕の見せ所、針を魚にひっかけるのが思いの外難しい。
魚たちも命懸け。餌をつっついて針から外して食べたり、くわえたと思ったら吐き出したりと一筋縄にはいかない。

開始10分、1匹目が釣れた!

最初に釣れたのは10センチくらいのブラウントラウト。癖がなくて淡白な白身が人気なヨーロッパ原産のマス科の魚だ。

続いて釣れたのは13センチくらいのニジマス。シャッターのタイミングが良かったのか釣り雑誌の表紙みたいな一枚が撮れた。
ニジマスは北アメリカ原産の渓流の釣り堀やレジャー施設では最も有名なマス科の魚。こんな大きさでもかなり引きが強いし暴れまくる。

「いやーん、お魚触れないー」という方も安心。針には返しがついていないので、針外しでちょんとするだけで外れる。
そもそも、マス科の魚は人間の体温で火傷をしてしまうからこのお店では食べる魚以外に触れるのは禁止なんだって。


釣れた魚は”すかり”と呼ばれる網に入れておく。
結果として1時間で8匹ほど釣れた。釣った魚は5匹まで食べられるんだけど、食べきれるか不安だったので4匹に抑えて他はキャッチアンドリリースしておいた。
◇ 釣った魚をあげものにして食べよう!

釣った魚は時間になると網ごと回収され、キッチンで調理してもらえる。
これらの魚は揚げ物にするのが美味しいそうで、天ぷらかから揚げの2つから選ぶことができる。

小さめのは天ぷらに。
天ぷらだから骨ごとサクサクと食べられる。また新鮮だからかまったく苦味がない。

大きいのは唐揚げにしてもらった。天ぷらにした魚とは2-3センチほどしか変わらないのだが、この大きさのものは揚げ物にするのが一番美味しいのだそうだ。
さらにもう一回り大きくなると、塩焼きが美味しいらしい。

食べてみると、言わずもがな新鮮だ。
ブラウントラウトかニジマスかはわからなくなっているがどちらだったとしても、タンパクで臭みがない。
クセがないだけでなく、身がホクホクしている。釣ったばかりということで魚の味は薄めだけど、自分の釣った魚を食べるという特別感を味わいたい人は是非!
泳いでいる魚を見ているだけでも幸せな僕としては一日中居ても飽きないカフェであった。