◇グソクムシくいたきゃここ!米とサーカス!

ゲテモノが食べたくなったら高田馬場にある「米とサーカス」がおすすめ! ゲテモノっていえば横浜の珍獣屋が有名だけど、東京都内にもゲテモノが食べられるお店がある。

サーカス感の強い店内。 変なものが好きな人ばかり来ているのかと思ったら、案外会社帰りのサラリーマンやカップルもいた。

△寿司屋でよくみるマグロづくしみたいな勢いで「セミづくし」とある
◇ヤモリやオオグソクムシ!ヤバいメニューがずらりと並ぶ

メニューには、うさぎやヤモリ、ウーパールーパーの姿あげなど… ヤバめな名前が並んでいる。
とりあえずレギュラーメニューの「オオグソクムシの素揚げ」(1980円)を注文してみた。
そして待つこと10分…

きたーーー!オオグソクムシだ!
大きさは10センチほど…水族館でよくみるあいつが綺麗に素揚げになっている。 割と香ばしい匂いが香ってくる。
鼻は「これは美味いぞ」と言っているのに対し目は「いやいや、こんなもんくえたもんじゃないぞ」と言っていて頭の中で混乱する。

眼光鋭い顔もしっかりと残っている。 海の掃除屋の顔だ。

ひっくり返すと無数の足。この足も食べられるらしい。
店員さん曰く「頭から行っちゃってください」だそうだ、

本当にこの食べ方が合っているかわからないけど、一緒にお皿に乗っていたレモンを絞ってかけてみた。

齧ってみると

中身はぎっしり。味はほぼエビ!
この香ばしさ、殻のパリパリ感、身のモチモチ感、やはり紛れもなくエビの味!
ただ1980円も出すのであればちゃんとしたエビを食べたい。そう思った。

続いて「ヤモリの姿あげ」 街中でよく見るヤモリは人差し指位の大きさだけど、こちらはその3倍はある。
お皿にのってる後ろ姿はなぜか哀愁が溢れている。

「二度と生まれてくるかぁ〜!」と叫んでいるような、この世を恨みに恨んだ苦悶の表情を浮かべている。

こちらは一言でいうと、食べにくい魚といった感じ!
味的には不味くはない。白身魚と鶏肉の中間の味、ただ骨が多すぎて食べにくい。
◇デザートも虫!?想像以上に想像通りだった!

「タガメアイス ラフランスの香りをそえて」
ラフランスの香りってどこの部分からラフランスの匂いがするのか気になっていたが、どうやらタガメがラフランスの香りがするらしい。

食べ方は羽をムシり中身だけをアイスにかける方式。

こいつがすごい。
カメムシがパクチーの味がするという話は聞いたことがあるが、タガメは本当にラフランスのお上品な味がする。
タガメっていえば田舎の田んぼでよくみるけど、ちょいと皮を剥くとこんなハイカラになるんだね。
◇終わりに

レジの横にいたのはウーパールーパー。
僕が「可愛い」といっていると「すごいかわいいですよねー。あとで素揚げにするんですよー。」と店員さん。
散々可愛がったものを食べるとは…
なんか命の授業みたいだな。米とサーカス。